ステロイド外用薬の強さ 早見表

ステロイド外用薬の5つのランク(ストロンゲスト〜ウィーク)を、成分名・商品名で探せる早見表です。部位ごとの吸収の違いやFTUの目安も載せています。

ステロイド外用薬は、効き目の強さによって5つのランク(I群ストロンゲスト〜V群ウィーク)に分けられています。症状の重さ・塗る場所・年齢に合わせてランクを選ぶのが基本で、同じ成分でも濃度や剤形が違うとランクが変わることがあります。

この表は「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」のランク表をもとにまとめた早見表です。成分名・商品名で絞り込めます。

I群ストロンゲスト(もっとも強い)

一般名濃度主な商品名備考
クロベタゾールプロピオン酸エステル 0.05% デルモベート
ジフロラゾン酢酸エステル 0.05% ダイアコート

II群ベリーストロング(とても強い)

一般名濃度主な商品名備考
モメタゾンフランカルボン酸エステル 0.1% フルメタ
ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル 0.05% アンテベート
フルオシノニド 0.05% トプシム
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル 0.064% リンデロンDP
ジフルプレドナート 0.05% マイザー
アムシノニド 0.1% ビスダーム
ジフルコルトロン吉草酸エステル 0.1% ネリゾナ、テクスメテン
ヒドロコルチゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル 0.1% パンデル

III群ストロング(強い)

一般名濃度主な商品名備考
デプロドンプロピオン酸エステル 0.3% エクラー
デキサメタゾンプロピオン酸エステル 0.1% メサデルム
デキサメタゾン吉草酸エステル 0.12% ボアラ、ザルックス
ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12% リンデロンV、ベトネベート リンデロンVG はゲンタマイシンとの配合剤
フルオシノロンアセトニド 0.025% フルコート 外用液(0.01%)・スプレーは濃度が異なる

IV群ミディアム(おだやか)

一般名濃度主な商品名備考
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル 0.3% リドメックス
トリアムシノロンアセトニド 0.1% レダコート
アルクロメタゾンプロピオン酸エステル 0.1% アルメタ
クロベタゾン酪酸エステル 0.05% キンダベート
ヒドロコルチゾン酪酸エステル 0.1% ロコイド
デキサメタゾン 0.1% グリメサゾン、オイラゾン グリメサゾンはグリテールとの配合剤

V群ウィーク(弱い)

一般名濃度主な商品名備考
プレドニゾロン 0.5% プレドニゾロン

配合剤(リンデロンVG など)のランクは、ガイドラインの表には示されていません。配合されているステロイド成分のランクを目安にしてください。

使い分けの目安

症状の重さで選ぶ

重症ベリーストロング(II群)から
中等症ストロング(III群)かミディアム(IV群)から
軽症ミディアム(IV群)以下から
軽微(乾燥が主)ステロイドを含まない外用薬

塗る場所で吸収が違う

前腕の内側を1としたときの吸収のしやすさの例です。顔・首・陰部は吸収されやすいため、顔には原則としてミディアム(IV群)以下を使います。

前腕(内側)1
頭部3.5
頸部6
頬13
陰嚢42

塗る量の目安(FTU)

口径5mmのチューブから、人差し指の先から第1関節まで出した量(1FTU=約0.5g)が、大人の手のひら2枚分の広さに塗る量の目安です。

子ども

年齢だけを理由にランクを下げる必要はありませんが、乳幼児・小児は短い期間で効きやすいため、使う期間に注意します。

出典:日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」(日皮会誌 134(11))の表8「ステロイド外用薬のランク」(2023年6月現在)・表9と本文をもとに、当サイトがまとめました。商品名は代表的なものの例で、販売中のすべての製品ではありません。使用する薬・量・期間は、医師の指示と添付文書に従ってください。