この単元でわかること
- 5つのランクと代表的な薬
- 症状の重さ・塗る場所で選ぶ考え方
- 塗る量の目安「FTU」の説明のしかた
1強さは5つのランク
ステロイド外用薬は、効き目の強さで5つのランクに分けられています。同じ成分でも、濃度や剤形が違うとランクが変わることがあります。
I群ストロンゲスト例:デルモベート、ダイアコート
II群ベリーストロング例:アンテベート、マイザー、フルメタ
III群ストロング例:リンデロンV、メサデルム、エクラー
IV群ミディアム例:ロコイド、キンダベート、アルメタ
V群ウィーク例:プレドニゾロン
上ほど強い。アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024 のランク表をもとにした例です。
2症状と、塗る場所で選ぶ
| 症状の重さ | 選ぶランクの目安 |
|---|---|
| 重症 | ベリーストロング(II群)から |
| 中等症 | ストロング(III群)かミディアム(IV群)から |
| 軽症 | ミディアム(IV群)以下から |
| 軽微(乾燥が主) | ステロイドを含まない外用薬 |
体の場所によって、薬の吸収されやすさは大きく違います。前腕の内側を1とすると、顔(頬)は約13倍です。そのため、顔には原則としてミディアム(IV群)以下を使います。
3塗る量の目安「FTU」
口径5mmのチューブから、人差し指の先から第1関節まで出した量(1FTU=約0.5g)が、大人の手のひら2枚分の広さに塗る量の目安です。「薄く伸ばす」と少なすぎることが多いので、量を具体的に伝えると分かりやすくなります。
ポイント
年齢だけを理由にランクを下げる必要はありませんが、乳幼児・小児は短い期間で効きやすいため、使う期間に注意します。
サイトで確認
薬剤師デスクの「ステロイド外用薬の強さ 早見表」で、成分名・商品名からランクを調べられます。
この単元のまとめ
- ランクはI群(ストロンゲスト)〜V群(ウィーク)の5つ
- 顔・首・陰部は吸収されやすく、顔には原則ミディアム(IV群)以下
- 1FTU=約0.5gで、大人の手のひら2枚分