- 後発医薬品の数量割合の計算のしかた
- 2026年度の改定で変わったこと
- 選定療養の「特別の料金」の計算
1数量割合の計算のしかた
後発医薬品の数量割合は、規格単位数量(錠・g・mL など、薬価の単位で数えた量)で計算します。分母に入るのは「後発医薬品のある先発医薬品」と「後発医薬品」だけで、後発医薬品のない先発医薬品などは入りません。
- 後発医薬品:8,500
- 後発医薬品のある先発医薬品:1,500
8,500 ÷(1,500+8,500)= 85.0%
22026年度の改定で変わったこと
2026年度の調剤報酬改定で、これまでの後発医薬品調剤体制加算(80%・85%・90%の3段階)はなくなりました。かわりに、後発医薬品の数量割合85%以上が、新しくできた地域支援・医薬品供給対応体制加算1の要件のひとつになっています。
2026年3月31日に後発医薬品調剤体制加算1〜3を届け出ていた薬局は、2027年5月31日まで、この要件を満たすものとみなされます。届出の細かい条件は告示・通知で確認してください。
3長期収載品の選定療養(2026年6月から)
後発医薬品がある先発医薬品(長期収載品)を、患者さんの希望で選んだときは、保険の負担とは別に特別の料金がかかります。2026年6月からは、その額が先発医薬品と後発医薬品の価格差の4分の1から2分の1に引き上げられました。後発医薬品が複数あるときは、いちばん薬価の高い後発医薬品との差で計算します。
- 先発医薬品:100円
- いちばん高い後発医薬品:60円
- 価格差:100円 − 60円 = 40円
特別の料金:40円 × 1/2 = 20円(これに消費税がかかる)
特別の料金は、通常の1〜3割の負担とは別に支払います。端数処理のため、ちょうど半分にならないことがあります。対象の品目は厚生労働省のリストで確認します。
薬剤師デスクの「後発品の切替シミュレーター」で、切り替えたときの薬剤費の差と数量割合、特別の料金の目安を計算できます。薬価は毎朝の医薬品マスターから読み込みます。
この単元のまとめ
- 数量割合=後発医薬品 ÷(後発医薬品のある先発医薬品+後発医薬品)、規格単位数量で計算
- 2026年度は後発医薬品調剤体制加算がなくなり、85%以上が地域支援・医薬品供給対応体制加算1の要件に
- 選定療養の特別の料金は、2026年6月から価格差の2分の1(いちばん高い後発医薬品との差)